スバル「フォレスター」2016年度予防安全性能評価第3位

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スバル「フォレスター」アイサイトVer.3はごく僅かな差で3番手

スバル「フォレスター」の2016年度予防安全性能評価を、独立行政法人自動車事故対策機構が公表しています。

2016年度予防安全性能評価の項目は、対車両被害軽減ブレーキ(満点32.0点)、対歩行者被害軽減ブレーキ(満点25.0点)、はみ出し警報(満点8.0点)、後方視界情報(満点6.0点)の4つの機能別に評価し、その総合得点が12点を超えると「ASV+」46点を超えると「ASV++」にランク付けされます。

スバルのアイサイト搭載車は、ぶつからない車として非常に安全性が高いイメージがありますが、実車を使った予防安全性能の評価ではどのような結果となったのでしょうか。

テストに使用されたグレードは、「フォレスター」2.0i-L EyeSight です。

アイサイトの作動領域と性能は次のように記されています。

被害軽減ブレーキ 対車両

アイサイト(Ver.3)は自動ブレーキは自車速約1km/h~160km/h、ブレーキアシストは自車速約10km/h~160km/hで作動し、衝突からの回避、または被害の軽減を図ります。

他の車両が急に割り込んだ場合や道路、天候等の条件によっては止まりきれないことや作動しないことがあります。

衝突からの回避が可能なのは、前方車両との速度差がおよそ50km/h以下の場合に限ります。

被害軽減ブレーキ 対歩行者

アイサイト(Ver.3)は歩行者も制御対象であり、自動ブレーキは自車速約1km/h~160km/h、ブレーキアシストは自車速約10km/h~160km/hで作動し、衝突からの回避、または被害の軽減を図ります。

歩行者の姿、形、大きさや横断速度などの条件によっては止まりきれないことや作動しないこともあります。

衝突からの回避が可能なのは、歩行者との速度差がおよそ35km/h以下の場合に限ります。

はみ出し警報

自車の車速が約40km/h以上で走行中に車線から逸脱しそうになると警報音と警告表示で注意を喚起します。

車線逸脱警報はあらゆる状況で作動するものではありません。また、逸脱を自動的に回避するものでもありません。

車線の維持を車線逸脱警報のみに頼っていると、車線逸脱による事故につながるおそれがあります。
車線逸脱警報は両側の区画線を認識している場合に警報するものであり、路肩や側溝など道路の端を認識して警報する機能ではありません。

「フォレスター」は「69.5/71.0」の評価

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/active_safety_search/

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/active_safety_search/

「フォレスター」2.0i-L EyeSight に搭載されるアイサイトVer.3の、予防安全性能評価は「69.5」点で、「ASV++」に分類され非常に高い性能となっています。

この評価得点は2016年度のテスト車両の中で第3位にランクされ、1位日産「セレナ」ハイウェイスター、2位マツダ「アクセラ」に次ぐ評価を獲得しています。

各項目での性能評価得点を確認してみます。

「AEBS(Autonomous Emergency Braking System)」とは、自動車が横断歩行者との衝突を回避又は衝突速度を下げるために自動でブレーキを操作する装置です。

「FCWS(Forward Collision Warning System)」とは、横断歩行者との衝突の危険性に応じて運転者に制動操作を促す目的で提供される、聴覚及び触覚・視覚情報を用いた警報です。

車両に対しての被害軽減ブレーキ

フォレスター2:被害軽減ブレーキ試験 CCRs50km/h
フォレスター2:被害軽減ブレーキ試験 CCRm60km/h

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/pdf/

「フォレスター」の対車両試験は10~60km/hの速度域で、衝突回避が行われており得点は満点の「32.0」を獲得しています。

歩行者に対しての被害軽減ブレーキ

フォレスター:被害軽減ブレーキ試験 CPN40km/h
フォレスター:被害軽減ブレーキ試験 CPN60km/h
フォレスター:被害軽減ブレーキ試験 CPNO40km/h

「フォレスター」の対歩行者でのテストは、満点「25.0」に対して「23.5」の得点で、その得点の内容は次の通りです。

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/pdf/

対歩行者試験の遮蔽物が無い状態(CPN)では、テストされた全ての速度域で衝突を回避し満点の評価を得ています。

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/pdf/

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/pdf/

歩行者が遮蔽物のある状態(CPNO)の試験では、35km/hで衝突回避に不安定さがあり、40km/hでは安定を取り戻す結果とおなていますが、45km/hになると衝突回避ができない状態になります。

また、子供のダミーを使った40km/hのテストでは、衝突回避に至っていません。障害物が小さいと、認識するのが難しいことを窺わせます。

車線はみ出し警報

フォレスター2:車線はみ出し警報試験

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/pdf/

「フォレスター」の車線はみ出し警報試験では、確実に作動することが確認され「8.0」点の満点評価となっています。

後方視界情報

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/pdf/

「フォレスター」のリアカメラ近接視界、近傍視界、遠方視界ともに視認性に優れていると評価され、満点「6.0」を得ています。

スバルのアイサイトが最高評価を得るであろうと考えていましたが、ごく僅かな差で日産、マツダが上回り3番手となっています。

予防安全性能技術も各社の進歩が著しく、激しい開発競争のなかで、技術が日々進化していることを感じます。

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