ホンダ「N-BOX」2017年予防安全性能軽自動車No.1

新型「N-BOX」は Honda SENSING を全グレードに装備

2017年5月に初めてのフルモデルチェンジを行った、ホンダ「N-BOX」の予防安全性能評価が独立行政法人自動車事故対策機構から公表されました。

新型「N-BOX」は軽自動車として初めて全グレードに、ドライバー支援の予防安全安全システム Honda SENSING が標準装備され、その性能が注目されるところです。

2017年度における4つの項目、対車両、対歩行者への被害軽減ブレーキ、車線はみ出し(逸脱)抑制、後方視界情報についてポイント制の得点として評価しています。

この4つの項目の総得点が12点を超えると「ASV+」、46点を超えると「ASV++」と評価されより安全性の高い車であることが証明されます。

テストされた「N-BOX」のグレードは G Honda SENSING で搭載される Honda SENSING の作動領域と性能は次のにように説明されています。

衝突軽減ブレーキ(CMBS)

・衝突軽減ブレーキ(CMBS)は、⾃⾞が前⽅の⾞両のほぼ真後ろから追突するおそれがあるときや、対向⾞に正⾯から衝突するおそれがあるときおよび歩⾏者に衝突するおそれがあるときに、運転者のブレーキ操作を支援し、衝突を回避したり衝撃を軽減するシステムです。
・⾃⾞が約5km/h以上で⾛⾏中に、⾃⾞との速度差が約5km/h以上ある⾞両および歩⾏者に対して衝突のおそれがある時に、CMBSが作動します。
・対向⾞および歩⾏者に対しては、⾃⾞が約100km/h以下で⾛⾏中に衝突のおそれがある時に、CMBSが作動します。
・CMBSが作動し、停⾞した後または衝突のおそれがなくなったと判断した後に⾃動ブレーキは解除されます。

路外逸脱抑制機能

路外逸脱抑制機能は路外逸脱抑制機能がONされている時にフロントガラス上部に設置され
たカメラによって左右の⽩線または⻩⾊線を検知し,⽅向指⽰器(ウィンカー)を使⽤せずに
⽩線(⻩⾊線)を逸脱、もしくは逸脱しそうになったことを判断したとき,作動します。
作動時はマルチインフォメーションディスプレイにより警報を⾏うと共に,ステアリングの振動もしくはブザー音により運転手の回避操作を促し、 回避操作が無い場合にはステアリングを制御して⾞線内への復帰を⽀援します。
・本システムは⾞速が約60km/hから100km/hで直線または緩やかなカーブの道路を
⾛⾏しているときに作動します。
・道路状況,⾞両状態及び天候状態等によってはシステムが作動しない場合があります。
・運転者が加速やブレーキ操作、急なステアリング操作を⾏っている場合は作動しません。

「N-BOX」予防安全性能「76.6点」で軽自動車最高評価

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/active_safety_search/

ホンダ「N-BOX」G Honda SENSING で搭載される Honda SENSING の予防安全性能評価は「ASV++」総合得点「76.6点/79.0点」と軽自動車では最高の評価(2017/11現在)となっています。

各項目での評価と得点を確認してみます。

「AEBS(Autonomous Emergency Braking System)」とは、自動車が横断歩行者との衝突を回避又は衝突速度を下げるために自動でブレーキを操作する装置です。

「FCWS(Forward Collision Warning System)」とは、横断歩行者との衝突の危険性に応じて運転者に制動操作を促す目的で提供される、聴覚及び触覚・視覚情報を用いた警報です。

車両に対しての被害軽減ブレーキ

N-BOX:被害軽減ブレーキ試験 CCRs50km/h
N-BOX:被害軽減ブレーキ試験 CCRm60km/h

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/pdf/

対車両での予防安全性能評価は「32点/32点」満点の評価を獲得しています。

歩行者に対しての被害軽減ブレーキ

N-BOX:被害軽減ブレーキ試験 CPN40km/h
N-BOX:被害軽減ブレーキ試験 CPN60km/h

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/pdf/

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/pdf/

遮蔽物が無い状態(CPN)の基本評価試験は、時速20km/hと60km/hで衝突回避に不安定さがあります。

部分評価試験では時速40km/hで歩行速度8km/hダミーとの衝突回避が行われず、同じく40km/hで子供ダミーとの衝突回避に不安定さが表れています。

N-BOX:被害軽減ブレーキ試験 CPNO35km/h

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/pdf/

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/pdf/

「N-BOX」の遮蔽物がある状態(CPNO)の基本評価試験では、時速35km/hから衝突回避に不安定さが表れ、45km/hでは衝突回避が行われていません。

子供のダミーを使った部分評価試験では、時速40km/hで衝突回避に至らないケースが多い結果となっています。

システムの不安定さがやや気になります。

車線逸脱抑制

N-BOX:車線はみ出し抑制試験

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/pdf/

車線はみ出し(逸脱)抑制での評価は「16.0点/16.0点」満点を獲得し、車線を逸脱するとステアリングアシスト機能が作動し、車両を正しい位置へと誘導しています。

後方視界情報

出典:自動車事故対策機構 URL:http://www.nasva.go.jp/mamoru/pdf/

リアカメラによる後方の視界情報評価では「6.0点/6.0点」満点を獲得し、近接視界、近傍視界、遠方視界ともに視認性に優れていると評価されています。

「N-BOX」に装備される Honda SENSING は、物陰から歩行者飛び出すようなケースでは、車速が上がるにつれ衝突回避が行われない傾向にありますので、満点評価を獲得するにはこの傾向の改良と、システムの安定性が必要と考えます。

新型「N-BOX」の試乗記事はこちらです。

ホンダ新型「N-BOX」カスタム(2017FMC)試乗してみた | tatumiの車試乗記
人気を誇るホンダ「N-BOX」がフルモデルチェンジされ、2代目となるモデルが登場しました。新型「N-BOX」は初代モデルのイメージを踏襲していて、スタイリングは変化が少なくなっていますが、その中身や内容は先代を超える大きな改良が施されて大幅な進化を遂げています。新型「N-BOX カスタム」ターボ試乗してみました
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