マツダ「CX-3」の予防安全性能評価を考えてみる

マツダ「CX-3」の予防安全性能評価試験が、独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)より公表されました。

「CX-3」はミリ波レーダー+近赤外線レーザー+単眼カメラによる、安全運転支援システム i-ACTIVSENSEを搭載し、その性能は次のように説明されています。

スポンサーリンク
探訪記682×171

i-ACTIVSENSEの性能

アドバンストSCBS & SBS(衝突被害軽減ブレーキ)
〇アドバンストSCBS (アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート)
前方の歩行者や先行車をカメラで検知し(対車両:約4〜80km/h走行時、対歩行者:約10〜
80km/h走行時)、ブレーキを自動制御して衝突回避をサポート、もしくは衝突による被害の低減を図ります。

〇SBS (スマート・ブレーキ・サポート)
約15km/h以上で走行中、カメラと遠くまで検知できるミリ波レーダーで先行車を捕捉。衝突の危険があると
判断すると音や表示で警告、さらにはブレーキを自動制御し、衝突時の被害軽減や衝突の回避をサポートします。

〇車線逸脱警報システム(LDWS)
約45km/h以上での走行時、フロントガラスに設置したカメラで車線を認識し、車両がその線を踏み越える可能性があると判断すると、警報音でドライバーに注意を促します。

〇AT誤発進抑制制御[前進時/後進時]
車両が約10km/h以下での徐行中や停車時、前方または後方に車や壁などの障害物があるのにも関わらず、必要以上にアクセルが踏み込まれた(アクセルペダルを踏み間違えたと判断した)ときに、警報と同時にエンジン出力を抑えて急発進を抑制します。

「CX-3」の予防安全評価(99.8/126.0)

Photo:NASVA URL:http://www.nasva.go.jp/

「CX-3」の予防安全性能は満点126.0に対して99.8の評価がされ、項目別では車両に対しての被害軽減ブレーキ、後方視界情報、高機能前照灯試験で満点を獲得しています。

しかし、歩行者に対しての被害軽減ブレーキ、車線逸脱抑制、ペダル踏み間違い時加速抑制試験では、満点に届かない結果となっています。

車両に対しての被害軽減ブレーキ試験(32.0/32.0)

CX-3:被害軽減ブレーキ試験 CCRs50km/h

CX-3:被害軽減ブレーキ試験 CCRm60km/h

歩行者に対しての被害軽減ブレーキ試験(47.2/65.0)

CX-3:被害軽減ブレーキ試験 CPN55km/h

CX-3:被害軽減ブレーキ試験 CPN40km/h

CX-3:被害軽減ブレーキ試験 CPNO45km/h

CX-3:被害軽減ブレーキ試験 CPNO40km/h

CX-3:被害軽減ブレーキ試験 CPF35km/h

CX-3:被害軽減ブレーキ試験 CPFO35km/h

CPNシナリオ(進行方向に対して試験用ターゲットが左側から横断する)試験では、55km/h以上になると衝突回避が不安定となっています。

この項目での満点は25.0で「CX-3」の評価は22.4点です。減点されたのは次に示す試験項目です。

夜間のCPFシナリオ(対向車がいない道路を向かって右から模擬歩行者が横断する)試験では、40km/hで衝突回避が不安定となり、45km/h以上では回避できない結果となっています。

夜間のCPFOシナリオ(向かって右側の対向車両の後ろから模擬歩行者が横断する)試験では、40km/h以上となると衝突を回避できない試験結果です。

車線逸脱抑制試験(8.0/16.0)

CX-3:車線はみ出し抑制試験

車線逸脱時にステアリングアシスト機能がないため低い評価となっています。

ペダル踏み間違い時加速抑制試験(1.6/2.0)

CX-3:ペダル踏み間違い時加速抑制試験(前進)

CX-3:ペダル踏み間違い時加速抑制試験(後退)

後退時の抑制試験では衝突回避が行われていますが、前進時にはターゲットと衝突しています。

まとめ

「CX-3」に搭載される i-ACTIVSENSEは、最新の安全運転支援システムと比べると、やや機能と性能が劣る内容になっています。

スポンサーリンク
探訪記682×171
探訪記682×171

シェアする

フォローする

買うネット関連コンテンツ